【ストーリー】斉藤礼子さん 子宮体がん ステージ1 サバイバー

    子宮体がん ステージ1b サバイバー 斉藤礼子さんのストーリーです。

    このストーリーの目次

    1. 【ストーリー】斉藤礼子さん 子宮体がん ステージ1 サバイバー
    2. 第1話「不正出血」
    3. 第2話「止まらない出血」
    4. 第3話「別のクリニックへ」
    5. 第4話「子宮体がんの診断」
    6. 第5話「腹腔鏡による手術」
    7. 第6話「抗がん剤治療は見送りに」
    8. 第7話「幸せな"普通の当たり前の生活”」

    第5話「腹腔鏡による手術」

    2016年、毎日のように不正出血が起きていた神奈川県横浜市在住の斉藤礼子さん(50代)は、横浜市立大学附属病院で子宮体がん(グレード1、ステージ1b)を告げられた。

    子宮体がんの外科手術、ステージ1aであれば腹腔鏡によるオペは保険対象となるが、ステージ1b以降では保険対象外(含む先進医療)扱いとなるという。
    注)これは2017年2月当時、斉藤さんが病院から受けた説明で、その後は変わり得るものです。

    腸閉塞や排尿障害などの後遺症の可能性を考えると腹腔鏡がいい。
    ただ、がん病巣をきちんと取るのであれば開腹による手術が望ましい。
    斉藤さんはそんなことを思い悩み、一方、心の中では腹腔鏡にしたいと決めていた。
    ただ、この間も横浜市立大学附属病院の女性医師は、自分の携帯電話番号を教えてくれて親身になって相談に乗ってくれる。

    だから他の病院に移り腹腔鏡による手術を受けたいなどと言ったら、医師を傷つけるかもしれない。
    考え抜いた挙句、横浜市立市民病院のほうが実家に近いからという抗弁を使い、転院のための紹介状を書いてもらった。

    2017年3月上旬、横浜市立市民病院・婦人科内視鏡手術センター。
    担当したのは50代の男性医師で、メガネに髭とまるで芸術家タイプの医師だった。
    持参したCT、MRIの検査結果と紹介状を渡すと、読んだあと、こう言う。
    「多分、がんでしょうね。これなら腹腔鏡でやれます。うちなら70万くらいで先進医療でできますよ」

    説明された術式は、
    腹腔鏡下準広汎子宮全摘、腹腔鏡下骨盤リンパ節郭清、後腹膜鏡下傍大動脈リンパ節郭清。

    前月に仕事を辞めてから、毎日、ネットを観てどんな手術になるんだろう、手術後はどうなるんだろう調べれば調べるほど不安は大きくなっていた。

    2017年4月3日、長女の大学入学式に参列。
    どうしても入学式には出たいと、手術を入学式の後にしてもらったが、これからオペが控えていると思うと何とも心が浮かない入学式だった。

    4月5日、横浜市立市民病院、手術の日。
    この日、母親、夫、娘の3人が見守る中、約7時間に及ぶ外科手術が行われた。
    無事、終わり、病室で目が覚めると鼻に酸素チューブがついていた。
    両脚には血栓予防の空気ポンプ機器がついていて、時々しめつけられると痛かった。
    寒気がすると伝えると、夫が両足をさすってくれた。

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    この記事の著者

    (5yearsプロフィール)

    日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
    2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
    現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
    >>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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