【ストーリー】竹條うてなさん 乳がん ステージ2 サバイバー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

乳がん ステージ2 サバイバー 竹條うてなさんのストーリーです。

このストーリーの目次

  1. 【ストーリー】竹條うてなさん 乳がん ステージ2 サバイバー
  2. 第1話「看護師の仕事」
  3. 第2話「左胸のしこり」
  4. 第3話「良性である可能性は低い」
  5. 第4話「乳がんと診断」
  6. 第5話「子供が産めなくなるリスク」
  7. 第6話「手術・抗がん剤治療」
  8. 第7話「抜けていく髪」
  9. 第8話「抗がん剤治療の修了~仕事の再開」
  10. 第9話「がんになっただけの人生ではなく」

第2話「左胸のしこり」

2012年9月、看護師として社会人2年目の徳島県吉野川市在住の竹條うてなさん(31歳、2012年当時25歳)は左胸にしこりを見つけた。

消化器外科の40代の男性医師は優しい人でよく知っている。
問診されたので「左の脇の所に2cmくらいのしこりがあるんです」そう答えると医師と外来副看護師長の顔色が曇った。
ちょっと大変なことかもしれないという雰囲気だった。

翌日が乳腺外科の医師の担当曜日なので、また明日受診して欲しいとなりこの日は終わる。
それから午後も普通に仕事をし「これから深夜勤務だ」と気持ちを引き締めた。

竹條さんは入院病棟に勤めているので日勤と準夜勤務、深夜勤務の3交代制。
日勤の仕事が午後5時過ぎに終わり、急いで夕食を済ませると仮眠を取り、翌日(9月7日)の深夜0時30分から深夜の勤務となる。日勤の終わりから深夜勤務開始までの僅か7時間だけの自分の時間。
0時半から朝9時15分まで働く。

でもこの日は忙しかったからかえって助かった。
気になり胸を触ると、しこりに触れる。「やっぱりあるんだ」と思うのだが、こなさなくてはならない仕事が山ほどあるので不安になり考え込むような時間がなくて逆に助かった。

深夜勤務の仕事は、内服薬の準備、点滴のラベル張り、巡視、採血の準備、排泄援助、食事介助、患者たちの検温などだ。
一通りの仕事を終え、お昼頃に外科外来に行った。

担当するのは乳腺外科の40代の女性医師。
小柄で優しい人だが、自分がまだ新人のころ、仕事のことで注意されたことがあり緊張していた。

名前が呼ばれ診察室に入るとこう聞かれる。
「どうしたん?」
左胸にしこりを見つけたと伝えると、
「ほな先に検査してみようか」そう言われ処置室に移った。

注射器に長いチューブがついた医療器具で針生検を行うという。
麻酔はない。

超音波検査機の画像を観ながらあたりをつけて、針を刺す。
そしてしこりの辺りまで針が届くとカシャカシャと吸い取る作業をされた。

次のページを読む >> 第3話「良性である可能性は低い」

この記事の著者

(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
>>NPO法人5yearsの組織概要はこちら



-Sponsored-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。