がん治療を受けながら不安を抱えている方や、どのように心の平静を保てばよいか悩まれている方に読んでいただきたいQ&Aです。
みなさんは、どのように心の平静を保っていらっしゃいますか?
NPO法人5yearsのウェブサイトには、ご登録者(がん患者、家族)から質問・相談を受ける公開質問「みんなの広場」があります。
「みんなの広場」は、投稿された質問に対し、他の登録者(がん患者、がん経験者、家族)が自身の体験をもとにコメントを寄せていく掲示板です。実体験に基づく体験情報なのでとても参考になると好評です。
当サイトでは、まだ5yearsに登録されていない皆さんへのご参考として、「みんなの広場」の一部をご紹介させて頂きます。
【質問】
こんにちは。
昨日登録したばかりの胃がん患者です。よろしくお願いいたします。昨年7月胃全摘出手術を行いました。現在はTS-1を服薬中です。
多少副作用らしきものはありますが、それよりも、食事の詰まりや逆流性食道炎の方が、今は辛い症状です。よく言われるように、ゆっくり食べたり枕を高くして寝たりと、やってはいるのですが、なかなか効果が無く一生続くのか…
手術前は、悪い物を取ってしまえばそれでひとまず安心!!と思っていましたが、そんなに簡単なものではないのですね…
家族は皆優しく気遣ってくれますが、当事者じゃないとわからない(怒)と思ってしまう時もあります。
術後1年近くたち、混乱していた心に少しだけ余裕が出てきましたが、ネットや本の情報で完治やら再発やら転移やらと一喜一憂する毎日です。
表立っては、日々感謝しながら、いつもニコニコ元気よく!!とは言っていますが、心の中では、不安で不安で…というのが正直な気持ちです。
みなさんは、どのように心の平静を保っていらっしゃいますか?
「がん友」がいないのでこのような気持ちは誰にも吐き出せないでいます。
まとまりの無い内容ですが、コメント頂ければありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。5years事務局掲載
2017-06-15 22:17:53
5years登録者のコメント(14件)
虎男 5yearsプロフィールへ
2017-06-18 21:35:00
私は血液ガン経験者ですが今まで2回の再発を経験しています。当然治療が終わった今でもまた再発したら…という恐怖感にかられることはあります、
そんな時いつも思うのは不確かな未来をただ憂いていてもしょうがないということです。
どうしても我々ガン患者はリスクが顕在化してしまったので自分だけが負担を背負っているように感じがちですが、ガン患者であろうとなかろうとこれから命に関わる病気にかかる可能性は皆んな背負っています。病気に限らず地震などの災害に見舞われることだってあるかもしれません。
そんな先のことを憂う暇があったら今日を楽しく過ごすことを考えた方がいいな、と自分に言い聞かせています。
死の恐怖というのは本能的なものなので完全に払拭できることはありませんが、私の場合は無理矢理にでもこのように思考して平静を保つようにしています。
のりちゃん 5yearsプロフィールへ
2017-06-18 21:39:37
不安ですよね。私はネットで病気の検索はしない事にしました。周りの友達や家族にも、元気で明るくっ!て振る舞ってます。でもお風呂はいると泣いてばかりいました。入院中は看護師さんが、私が話始めるとずっと側にいてくれて手を握ってくれてました。やはり癌治療してる経験者でないと、どーしても理解してもらえない事は多々あります。頭の中で『おまえも経験してみろっ』って叫んでた事もあります。腐ったミカンは私の事だ、とも思い込んで。激動の1年半でした、やっと最近、心静かに 『現在と未来』を受けいられる感じなってきました。
時間かかりますが、少しづつ不安を取り除けられると良いですね。応援してます。
Aki 5yearsプロフィールへ
2017-06-18 22:49:46
男性と女性で大きく違いがあるのでコメント差し控えていましたが・・
私は男性 Akiと申します。 男性病室だと本当話しかけても病気の話したがらない方がほとんど。
病院のガン患者交流会に参加しても、ガン患者の9割が女性か?と思うほど・・・よ~くわかります。
>「がん友」がいないのでこのような気持ちは誰にも吐き出せないでいます。
=> このサイトにガン友沢山いますよ!
私は病状マッチしませんが、具体的な苦痛の解決方法を相談したら、
皆さんの知性を集結して何か解決方法見つかるかも!
さて、不安と心の平静の方ですが、
人間先がわからないから「不安」という精神状態になるものです。
「虎男」さんの言うとおり「先のことを憂う暇があったら今日を楽しく過ごすことを考えた方がいい」です!
私は先の事で確実に判っている事は「死ぬ」という事で、 「生きる=死につつある」なので、 少しでも後悔ないように死んで行けるよう心がけてます。
文字にするときついかも知れませんが、
心の中で「死」を「生き方」に変換するように心がけてます。
私がガン告知を受けて最初の衝撃後に考えた事は、自分はどんなに死んでも1度のみで済みます。
しかし家族は、私の死後何日も何回も私の死を思わなければなりません。
それを考えれば、残された家族が後悔(あ-もっと看病すれば良かった・・とか一緒にXXへ行けば良かったとか・・)
する事が少なくなるように生きる事。
上手に甘えて看病してもらえるよう努力してます。
でもたまに外界に触れると、
正直元気そうな人々に心の中で恨む事ありますよね・・
特に乗り物の席に座れない時とか・・
そういう小さな恨み事を心の中で思う程度なら
精神衛生上OKなのでは?何とか法で罰っせられる事も無いでしょうし・・
たかし 5yearsプロフィールへ
2017-06-18 23:05:01
はじめまして。辛い症状が続いてるようですね?確かに当事者にしか分からない辛さってありますけど…同等に家族の方も辛い思いを表に出さないように、一緒に闘ってくれてるんだと思いますよ(^^)
自分も病気のことをネットで調べたりし一喜一憂することもありました。でも、ネットや本より主治医の言葉を信じるようにしました。生身の自分を知ってくれてるのは本でもネットでもなく主治医ですから。自分の場合は情報が多いと余計に混乱してしまいましたので(^^;)そうすると自然と気持ちも落ち着きました(^^)
みぽりん 5yearsプロフィールへ
2017-06-19 20:51:10
こんばんは。私も胃がん患者です。
たまにはこころが乱れたっていいのかなと私は思います。そういう気持ちもあるのは事実ですし。
同じようにまずは痛いのをどうにかして‼というのが先にあったので手術したら終わりと思ってましたが、胃のない生活に慣れるのには苦労しました。思うように食事ができないのはつらいですよね。つまりやダンピングを起こすたびに落ち込み、いろんなことが嫌になってました。
ネットの情報もマイナスなものは極力見ないようにして、ブログなどを見ても食事などの工夫だけを見るようにしてました。生存率とかも見るといろいろと考えてしまいますが、これはこれまでの人の統計、私のことではないと気にしないようにしてます。もし、治療しなかったら、がんに気づくのが遅かったら今ごろ命はなかったかもしれない、こうやって仕事をしたり好きなことしたりできてなかったかもしれないと思うとマイナスにばかり考えるのももったいないな、と思っています。
森川 幸司 5yearsプロフィールへ
2017-07-05 14:49:44
はじめまして。
私も2011年に大腸がんのステージⅣを宣告され、6回の手術を行い、現在の所全ての腫瘍がとりきれている者です。
心の持ちように、「絶対こうあるべきだ!」というものはもちろんありませんが、私の場合、とにかく楽天的になる事が大切だと思っています。食事、睡眠、ストレス等に気を付けつつ、「いまできるベストの治療を行っていて、最高の仲間がまわりにいるから大丈夫!」と思っているだけで、あっという間に6年近く経ってしまいました。
質問者様が「日々感謝しながら、いつもニコニコ元気よく!!」と思われている事も非常に大切で、心優しいご家族もいらっしゃるとの事なので、きっと乗り越えられますよ。
げんき 5yearsプロフィールへ
2017-07-07 10:12:14
はじめまして。
卵管ガンで現在抗がん剤治療中のものです。
私も心の平穏を保つには?と日々鬱々と考え悩んでいました。なのでコメント主さんのお気持ちがよく分かります。
私の場合はいろんな人からアドバイスを受け取ってはいても、自分の性格とは違うし、いや、むしろこの性格を変えなければ病はでていかないんじゃないか?とも考えました。でも病気になる前、こんな自分でも好きだった事を思い出しました。人間、はじめから強い人なんていません。周りをみれば、自分を愛してくれている人がたくさんいることに気づきました。なのでコメント主さん、あなたは一人じゃないのでどうか自分の好きな所を思いだし、明るい未来を想像してくださいね。私もそうします!
ぷにぷにぷぅ 5yearsプロフィールへ
2017-07-12 10:16:49
辛いですよね…どんなに家族や友達が優しくしてくれても『結局わかんないじゃん!』って思ったりしますよね
でも、ネットを見るのはやめた方がいいですよ!
特にブログとかって『私はこんなだったけど今は元気!』ってのは人気がないし元気になったら書かなくなるのです。
でも、麻央さんみたいな方たちのブログだと亡くなった後までずーっと読まれるのです。
英語にもなるくらいですもんね。
なので一切見ない!!!
私は悲しいときは悲しい映画を見たり、泣ける歌を歌って涙と一緒に色んなもの吐き出します。
誰にでも『死』って訪れるのです。
どうせいつか死んじゃうなら、それまでの生きてる時間
楽しくて明るくて素敵な時間過ごした方がよくないですか?
病気で頑張ってる自分、ベタベタにほめてあげましょうよ!
泣きたい時は大声で泣いちゃいましょ♪
自分でどうしようもできないものは、深く考えない!
ここに来てくれたあなたは一人じゃないですよ(^^)
がん友が全国各地にたくさんいます。みんな仲間です♪
いつでも、ここに来てみんなの元気もらいましょう♪
桜 5yearsプロフィールへ
2017-07-12 10:39:55
はじめまして。
直腸がんでオストメイトになり、経過監察中の者です。
術後あまりにも精神的にきつくて、我慢も限界で主治医に相談したら、心療内科医と相談して安定剤を処方され現在にいたります。
患部は違えどお辛い気持ちや不安はよく分かります。
主治医は外科医なので相談せずに我慢していました。そうしたら「我慢して辛いよりもお薬で穏やかに過ごした方が、心身ともに楽でしょう?」と言われ、納得しました。
もしも、ご相談済みで処方されていらっしゃるのでしたら、申し訳ないです。
もし、ご相談前であるのなら、上記の選択肢もあるのでと思い、投稿しました。
ひなゆずママ 5yearsプロフィールへ
2017-07-13 21:17:50
こんばんは。
胃がんで胃を3/4切除して7年になります。
食事が思うように取れないのは苦痛ですよね。
食べたいように食べてはいけないと悟るのに3年くらいかかりました(笑)
今でもお腹いっぱい、美味しいものを食べたいなぁと思うこともありますが。
その代わりにはならないかもしれませんが、少し高めのものを少量食べて満足してます。
子供には高いものは絶対に食べさせないんですけどね。
沈んだ気持ちになるのは当たり前です。合間に上を向いて開き直るくらいで良いのではないでしょうか。
参考になったかは分かりませんが、少しでも気持ちが軽くなれば幸いです。
ひなたま 5yearsプロフィールへ
2017-07-29 19:34:31
こんばんは。子宮頸癌で手術と抗ガン剤治療をしました。遠隔転移はないのですが、リンパ節に転移あり腺癌です。私も凄く気持ちが辛くてシンドイです。ブログで仲間とのコメントやりとりしましが再発や訃報を目にして余計怖くなってしまいました。癌でも寛解して元気にされてり方もたくさんいらっしゃいます。そうした体験談をたくさん聞いて、癌のイメージを変えたいなと思ってます。誰もが死ぬものだとか、後悔ないよう毎日過ごすとかまだまだそこまで気持ちがむきません。とにかく一緒に頑張りましょう。皆さん同じ負の気持ちを抱えている仲間だと失礼ながら思っております。
あやちゃんママ 5yearsプロフィールへ
2017-08-03 23:46:02
こんばんは はじめまして 4月終わりに乳がんの温存手術、放射線治療を先月に終え、現在職場復帰して表向きは元の生活に戻りつつある状況の者です
10年前、母が胃がんを患い、告知、手術を受けて頑張っていました その時は家族も母も手術を受けたら元気になれると思って臨みましたが、術後は食べ物の詰まり(ダンピングとおっしゃっていたかな)と食べないと体力が持たないを繰り返し本人も大変だったと思います
病名は違えど私も見た目は術前の普通の状態ですが、気持ちはもしかしたら・・・っと思うと不安で仕方が無く本音を吐くこともできず辛いですのでお気持ちよくわかりますよ
気持も前向きにならないので・・・何の力にもなれませんが
同じ思いの者としてコメントしてしまいました
まあちゃん 5yearsプロフィールへ
2017-10-05 21:20:23
こんばんわ。私も術後、2年くらいは同じような症状でした。一応なんでも食べれるのですが、1時間くらい後に詰まる。下に落ちていくまで大変でした。でも段々胃の残りにつないだ十二指腸が動きだして詰まった食べ物を下へ下へと送っていく。その感覚がわかるようになりました。あと逆流は辛いですね。十二指腸のアルカリ性?の消化液は強烈で、何度も飛び起きました。ひたすら枕を高くして寝ました(笑)。今はほとんど起こりません。大丈夫!もう少しだと思います。頑張ってください。
Motty 5yearsプロフィールへ
2017-10-06 07:50:13
こんにちは、私も胃を全摘してから丸7年ですが、今だにダンピングで気分が悪くなってしまうことはあります。家族の前では、気分が悪い時は、隠さずに今はダンピングと言ってほっといてもらってます。外で食事をするときは、注意が必要で何をどの位食べたとき、ダンピングになるかは試行錯誤の連続でした。段々と量とか何がダンピングになりにくいかなどわかってくると思います。時間とともに、腸も伸縮できるようになり、ラーメン一杯ぐらいならなんとか食べられるようになります。頑張ってください。
【所感】
私は、自身のがん闘病経験から、がんを患うと「希望」「癒し(いやし)」「情報」が必要だと信じています。
当時、私はこの3つが欲しかったのです。
❏「希望」とは、先にがんを経験して、いま、元気にされている人たちの情報。
❏「癒し」とは、同じがんを経験した人たちとの交流。
❏「情報」とは、がんを経験した人たちの体験情報。
5yearsにはこの3つがあると信じています。
みんな、不安なんです。
だからこそ、5yearsの「みんなの広場」を活用して頂きたいのです。
この記事の著者
大久保 淳一(5yearsプロフィール)
日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
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