【がん経済】胃がん ステージ1b 吉田洋一さん

胃がんの治療にかかったお金と保険などでカバーされた金額に関する記事です。

吉田洋一さんの基本情報

名前: 吉田洋一さん
年代: 50代、男性
病名: 胃がん 
進行: ステージ1b
発症: 2009年7月(50歳)医師からの告知
治療: 8月入院 内視鏡による胃粘膜切除手術
    10月再入院 腹腔鏡下噴門側胃切除により胃上部切除
期間: 2009年7月~2009年10月
合併症:ありません
職業: 会社員(経理事務)
生命保険: 発病当時の加入生命保険
     死亡保険 大同生命 死亡保障 1,000万
     医療保険 住友生命 ガン入院 日額 10,000円

・治療費: 15万円程度 (2009年の治療費で検査、入院、手術、通院すべて含めて)
・保険等給付金: 72万円 (2回の入院に対する合計給付額です)

今は見直されていますが、私が加入しています健康保険組合の高額医療、当時の上限は月額3万円でした。つまり、どんな手術をしようがどんな治療をしようが、入院の出費は月額3万円+食費です。そして、私の治療は切除手術のみで、その後の抗がん剤含め薬代が一切かかっておりませんので、その他入院費以外の治療費は検査費用くらいです。
また、この制度を大いに利用するため医師とも相談し、入院する期間を決めていたのです。一回の入院に対する上限ではなく、1日から30日1ヵ月に対する上限ですので、月をまたぐと出費か増えるのです。

1回目 8月9日~8月18日
2回目 10月7日~10月28日

と狙い通りの月内一か月で入院を抑え、制度をフルに利用させていただきましたので、持ち出しどころか、保険金給付が実支払を大きく超えることになり、臨時収入となりました。

>>吉田洋一さんのストーリー(がん闘病記)を読む

>>吉田洋一さんのインタビューを読む

取材:大久保淳一

この記事の著者

(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
>>NPO法人5yearsの組織概要はこちら



-Sponsored-