【ストーリー】吉田博行さん 前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a

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前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a サバイバー吉田さんのストーリーです。

このストーリーの目次

  1. 【ストーリー】吉田博行さん 前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a
  2. 第1話「貴重な経験」
  3. 第2話「重なる転職」
  4. 第3話「営業部門の宴会にて」
  5. 第4話「一滴も出ないオシッコ」
  6. 第5話「前立腺肥大の疑い」
  7. 第6話「前立腺がんの疑いへ」
  8. 第7話「検査入院。生検による細胞診。」
  9. 第8話「リンパ節転移。手術ができない。」
  10. 第9話「食欲不振」
  11. 第10話「嘔吐、血の混じる大便、残尿感」
  12. 第11話「重篤な大腸(直腸がん)」
  13. 第12話「アバスチンの副作用 血栓」
  14. 第13話「間質性肺炎の発症」
  15. 第14話「元気に続ける治療」

第6話「前立腺がんの疑いへ」

2011年11月23日の夜中、オシッコが出ないため強い腹痛に見舞われ救急で国立病院機構 東京医療センターに行った東京都世田谷区在住の吉田博行さん(65歳、2011年当時60歳)は、その日、再びオシッコが出なくなり小林外科胃腸科に行った。そして前立腺肥大症の疑いがあるからと言われ血液検査を受けた。

2011年12月1日、血液検査から8日目のことだった。
自宅の留守番電話に小林外科胃腸科からメッセージが残っていた。
血液検査の結果PSA値が高いというものだった。
メッセージを聞いた吉田さんは2日後の12月3日に病院に行く。

「PSA値がとても高いので泌尿器科の専門医に診てもらった方がいいです」医師からそう言われた。

確認するとPSA値が268(標準値:4 ng/ml以下)。異常に高いという。
この時の吉田さんは状況がよく解らなかった。
自宅に戻りインターネットでいろいろ調べてやはりPSA=268はかなり高い数値だと解ったくらいだ。
ただ特に自覚症状がないのと仕事が忙しくてなかなか時間が取れず、病院に行くのを後回しにしていた。
オシッコは出ているし35歳と31歳の息子たちも慌てた様子がないことから急いで病院に行くことはしなかった。
吉田さんはすでに60歳になっていた。

2011年12月8日
紹介状を持って東京医療センターの泌尿器科を訪れた。
行くとここでも女性の先生だった。
PSA値は確かに高いが「管を入れたりして尿管に炎症があると高くなることがあるので、もう一度時間をおいてから血液検査をしましょう」ということになった。

それから11日後。PSA値は「237」。やはり高かった。
そこで言われた言葉が、
「これだけ高いと前立腺がんの疑いがあります。一番良い検査方法は生検による細胞診です」

ここで初めて“がん”という言葉を耳にする。
とたんに真っ暗な気持ちになった。

進行が遅いがんなのでそんなに不安にならなくてもよいと言われたものの“がん”に動揺した。

そして2011年の年の瀬が押し迫った12月26日に細胞診断のための生検を行う入院をすることになった。

次のページを読む >> 第7話「検査入院。生検による細胞診。」

この記事の著者

(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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