【ストーリー】吉田博行さん 前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a

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前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a サバイバー吉田さんのストーリーです。

このストーリーの目次

  1. 【ストーリー】吉田博行さん 前立腺がん 大腸がん(直腸がん) ステージ3a
  2. 第1話「貴重な経験」
  3. 第2話「重なる転職」
  4. 第3話「営業部門の宴会にて」
  5. 第4話「一滴も出ないオシッコ」
  6. 第5話「前立腺肥大の疑い」
  7. 第6話「前立腺がんの疑いへ」
  8. 第7話「検査入院。生検による細胞診。」
  9. 第8話「リンパ節転移。手術ができない。」
  10. 第9話「食欲不振」
  11. 第10話「嘔吐、血の混じる大便、残尿感」
  12. 第11話「重篤な大腸(直腸がん)」
  13. 第12話「アバスチンの副作用 血栓」
  14. 第13話「間質性肺炎の発症」
  15. 第14話「元気に続ける治療」

第13話「間質性肺炎の発症」

前立腺がんのあと2015年に大腸がん(直腸がん)を発症し手術を終えた東京都世田谷区在住の吉田博行さん(65歳、2015年当時64歳)は、その後抗がん剤治療を受けていたがアバスチンの副作用で血栓症になり8日間入院する。

このことを契機に5クール目からの抗がん剤は「FOLFIRI療法とベクティビックス」の組み合わせになった。
吉田さんは自分にはアバスチンがとても合っていると感じていたので残念だった。

薬を替えて再び抗がん剤治療が始まったのだが、今度は急に熱が出てきた。38度を超えた。
体調もイマイチでカラ咳が出る。
紹介を受け呼吸器内科を受診すると間質性肺炎を発症しているという。
今度はベルティビックスの合併症で薬剤性間質性肺炎だった。

吉田さんは64歳になっていた。

ここでも緊急入院を告げられる。
再び「仕事があるから入院は困る」というと呆れられて「困るじゃないです」と6月20日から入院しての間質性肺炎治療が行われた。

「1に仕事、2に身体」と言ったら本当に仕事が好きな人なんですねと看護師に言われた。
ただし病状は良くないのでICU(集中治療室)に移され、気道確保のため首に穴をあける可能性があると言われぞっとする。
そんなことになったらお客さんの会社を訪問して営業するなんてできなくなると思い気道確保のための処置になんてならないように一生懸命念じていた。

「病は気からだ。気持ちが沈むとどんどん負けてしまう。絶対に気道確保になんかならないぞ」

そう言い聞かせたのが良かったのか大事には至らずに済んだ。

入院中にICUの医師に言われた。

「骨がしっかりしているし肺の機能もしっかりしている。吉田さんは丈夫な体を授けてくれたご両親に感謝しなくちゃね」
こうして32日間の入院が終わった。

退院後、大腸がん(直腸がん)の治療薬は「ロンサーフ」に替わった。

そしていま吉田さんは前立腺がん、大腸がん、間質性肺炎の治療薬のほか、血栓予防薬、アトピー性皮膚炎治療薬、薬の副作用を抑える薬と10種類以上の薬で治療を続けているが、ともかく元気だ。

次のページを読む >> 第14話「元気に続ける治療」

この記事の著者

(5yearsプロフィール)

日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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