がん治療副作用・リンパ浮腫について ~みんなの広場より~

    リンパ浮腫を発症したり、脚にむくみが出た等の後遺症が心配な方からのご質問です。

    がん治療副作用・リンパ浮腫について

    NPO法人5yearsのウェブサイトには、ご登録者(がん患者、家族)から質問・相談を受ける公開質問「みんなの広場」があります。
    「みんなの広場」は、投稿された質問に対し、他の登録者(がん患者、がん経験者、家族)が自身の体験をもとにコメントを寄せていく掲示板です。実体験に基づく体験情報なのでとても参考になると好評です。

    当サイトでは、まだ5yearsに登録されていない皆さんへのご参考として、「みんなの広場」の一部をご紹介させて頂きます。

    >> Q&A(みんなの広場)について

    【質問】
    こんにちは、すずらんと申します。
    先日も質問をし皆様に助けられております。
    新たに質問をさせてください。

    2019/9月に卵巣がんの再再発が確定し、今後の治療として、放射線治療をしていくことで主治医と話がまとまりました。
    放射線治療は外部照射を1ヶ月受けるようです。

    私は過去の手術で腹部を開腹手術しておりますが、リンパ節郭清は行っておりません。

    ここで質問なのですが、骨盤内にリンパ節がある状態で放射線治療を行った場合、リンパ浮腫を発症したり、脚にむくみが出た等の後遺症は出るのでしょうか?そのような方はいらっしゃいますか?

    主治医からは放射線治療の影響で下痢の症状が出ると説明がありましたが、リンパ浮腫や下肢の浮腫みなどの説明はありませんでした。

    QOLに支障をきたすリンパ浮腫は非常に不安です。影響がどれだけ出るのか知りたく、お教え頂けたら幸いです。
    どうぞよろしくお願いいたします。

    5years事務局掲載
    2019-11-06 15:28:01

    5years登録者のコメント(10件)

    セシリア  5yearsプロフィールへ
    2019-11-13 04:41:35

    こんにちは、セシリアです。

    自分は、「骨盤内リンパ節+傍大動脈リンパ節を58個廓清しているが
    放射線治療は行っていない」ですが、仕事柄リンパ浮腫については
    かなりお勉強しましたのでこれまでの知識をお話しますね。

    骨盤内にリンパ節がある状態で放射線治療を行った場合でもリンパ浮腫
    を発症したり、浮腫みがでることはあるか?
    答えは“Yes”

    リンパ浮腫の3大リスク要因は、リンパ節廓清、放射線、抗がん剤(とりわけタキサン系)
    です。実際、ご相談を受けたなかで「リンパ節廓清しなかったのに、浮腫みが出た/
    リンパ浮腫になった」という方はいらっしゃいます。

    なぜ、リンパ節が残っているのにリンパ浮腫になるのか?
    放射線照射でもリンパ節やリンパ管がダメージを受けるからです。
    水道管をイメージしてください。強引に管を切断したら(廓清)
    水は流れなくなりますね。でも、管を切断しなくても中にゴミが
    つまるなど管そのものが劣化(放射線治療)したら、やはり水は
    流れなくなりますね、そんな感じです・・・

    そうは言っても、決断したとおり放射線治療を受けることをお勧めします。
    1)そもそも、リンパ浮腫を発症するとは限らない
    2)仮に発症したとしてもQOLはかなりの程度維持できる
    からです。

    1)リンパ浮腫の発症率ですが、腹部のがんの治療をした方の
    20~30%に発症するそうです。発症しない人のほうが多いのです!!!

    2)医療者や患者会の必至の努力と医療技術の進歩のおかげで、リンパ浮腫が原因で
    「およそ普通の生活ができなくなる」ような患者はほとんど出なくなっております。
    リンパ浮腫を発症しながらも、仕事に趣味に、アクティブに活動なさる方は
    たくさんおられます。

    更にLVA{静脈管吻合術)も保険で受けられるようになり、造影剤や顕微鏡の
    改良のおかげもあり、手術成績も向上しております。
    骨盤内のリンパ管がダメージを受け下腹部でリンパ液がうっ滞するように
    なっても、下流(腿やひざ裏)でバイパスを形成することにより状況が
    改善した、という報告もございました。

    リンパ浮腫に関しては、みなさん、必要以上に恐れを抱いていらっしゃるように
    感じます。正確な情報を入手し、適切にケアすれば、発症もある程度抑えられますし
    発症したとしても、「時々ケアが面倒くさい」程度でQOLダダ下がりという
    事態は避けることができます。
    リンパ浮腫に関してはサポートいたしますので、まずはがん治療のチャンスを
    逃さないようにしてください。

    こうめ  5yearsプロフィールへ
    2019-11-14 18:43:02

    すずらんさんへ、こうめより。

    照射の副作用や後遺症不安ですよね、すごく分かります。
    私は上下腹部のリンパに照射し1年3ヶ月程経過してますが、リンパ浮腫、下肢のむくみは今のところ1度もありません。
    特にケアはしてませんが、下肢の簡単なストレッチはするようにしてます。
    私も主治医や放射線科医から、リンパ浮腫等の可能性の話はなく、放射線では起こらないもの、と思い込んでました(超怖がりのくせに鈍い所があるんです…)。
    でもセシリアさんの回答を読んで、もしかしたら今後起こる可能性があるのだという事を頭の片隅に置いておこうと思いました。

    すずらんさん、副作用や後遺症が出来るだけ少なく済みますように。
    寒くなりましたのでお互いに体調を崩さないよう気をつけましょう!応援してます^_^

    すずらん  5yearsプロフィールへ
    2019-11-14 19:20:34

    セシリア 様

    お久しぶりです。過去にもお悩みを投げ掛けた時にアドバイスを頂き、どれ程心強かったことか。
    セシリアさんがお仕事で密接な分野ですし、今回も目に留まることを願っておりました。

    分かりやすく説明してくださり、ありがとうございました。
    必要以上に怖がることなかれですね。
    放射線治療が終わってからは、浮腫みが出ないよう何かしらの取り組みはしていこうと思っています。

    私は今回セシリアさんから

    「そうは言っても、決断したとおり放射線治療を受けることをお勧めします。」
    「リンパ浮腫に関してはサポートいたしますので、まずはがん治療のチャンスを逃さないようにしてください。」

    という治療に向かわせる心強いメッセージがとても嬉しかったです。そして手術から丸7年おめでとうございます。

    すずらん  5yearsプロフィールへ
    2019-11-14 19:56:22

    こうめ 様

    ご自身の状況を再びお知らせくださり、ありがとうございます。

    リンパ浮腫、下肢のむくみが一度もないとのこと。普段からされているストレッチが予防となっているのでしょうか。私も見習って取り組もうと考えています。

    放射線治療―リンパ浮腫なきにしもあらず

    なんですよね。
    今回の私のお悩みがどなたかの為になれば良いな、と思いました。こうめさんはそのお一人ですね。

    私は放射線治療は、手術や抗がん剤治療より簡単に捉えていた時がありましたが、全然そんなものではないのだな、と改めて知りました。

    後遺症や合併症等もあるし、こうめさんは2度放射線治療をされて、不安を抱えて毎日治療に通われていたんだろうな、と。毎日通うのも大変でしたよね。

    応援をありがとうございます。
    これから1ヶ月頑張ります。
    こうめさんもお出掛けの時は温かくして、お身体に気を付けてくださいね。

    わさきち  5yearsプロフィールへ
    2019-11-15 11:28:29

    すでに解決されているかと思いますが、放射線照射治療を受けた経験があるので、書き込みます。
    わたくしの場合、子宮頸がんでリンパ節転移あり、の状態で、骨盤内の広いエリアに定位放射線治療を受けてます。
    リニアック、というやつです。
    さらに、内部照射で、かなり高い放射線を浴びてます。マイクロセレクトロンという治療です。
    リンパ節転移部分には、ガンマナイフ治療でやはり高線量を照射されました。
    医師曰く「めいいっぱい放射線を当てた」状態だそうです。

    浮腫ですが、私は照射の影響では浮腫は出ていません。(治療終了後1年半が経過しています。)
    ただ、病気が酷い症状だった頃は、右足だけ酷くむくみやすい状態ではありました(骨盤内の右側に腫瘍がおおきかったせいで、骨盤内でいろいろと不具合が起こってました)。
    放射線治療が進んで、病巣が小さくなるにつれて浮腫みは逆に解消されていったので、ありがたかったことを覚えています。

    現在は、照射治療計画は非常に密に立てられますので、後遺症や副作用も最小限に抑えられるようになってきていると思います。副作用の下痢は避けようがないと思いますが、これはお薬で抑えられまし、必ず回復します。浮腫も、可能性がゼロではないけれども、セシリアさんのような専門の方もいらっしゃるので、発症してしまったらその時考える! ぐらいの前向きさで、放射線治療に臨んでいくのがいいのではないかな、と思いました。

    ご参考になれば幸いです。

    すずらん  5yearsプロフィールへ
    2019-11-17 08:04:06

    わさきち 様

    初めまして、すずらんです。
    ご自身のご経験談をありがとうございます。

    子宮頸がんの方が放射線治療で外部照射、内部照射をされるのは話で聞いたことがあるのですが、病歴を拝見したところ、わさきちさんはサイバーナイフの治療もされたとのこと。

    サイバーナイフの治療は脳に出来た腫瘍を治療する為のものと思っていたので、新しい情報を教えて頂きました。

    高線量の放射線治療にあっても、副作用はお薬で対応出来たご様子。わさきちさんに後遺症や合併症が起きなかったことに安堵しております。

    下痢やリンパ浮腫、その他諸々の副作用はやってみなければ分からないのが現状で、治療中は致し方ないとしても、治療終了と共に症状が収まってくれればなぁ、と思っております。

    わさきち  5yearsプロフィールへ
    2019-11-20 11:16:22

    すずらん様

    サイバーナイフを子宮頸がんで治療で使うのは、もしかしたら珍しいかもですね。
    私が治療を受けたところも、周りは脳の腫瘍の方ばかりでした。
    一応、標準治療の枠内ですが、どこでもやっているわけではないと思います。
    たくさんの放射線治療の専門家先生に、ご尽力いただきました。

    一連の放射線治療中に、腸に穴が開くかも、と説明を受けましたが、ほかに選択肢がなかったので、「穴が開いたらそんときはそんときだな」と楽観的に考えました。
    ちなみに治療中の副作用で少し辛かったのは、下痢と皮膚炎(乾燥)です。下痢は下痢止めでちゃんと止まりました。皮膚炎はヒルロイドを塗って凌ぎました。
    治療終了後半年間ぐらいは、皮膚の具合がなにやら変でしたが、いつの間にかまったく気にならなくなり、現在は、跡も残っていません。体が怠かったのは、抗がん剤の影響かなぁと思います。
    抗がん剤も含めて、という意味だと思いますが、主治医からは「とても大きな外科的手術を受けたのと同等には、体にダメージがあったはず」と説明されました。副作用の出方が酷いが方だったら、もっと大変だっただろうと思います...が、やはり放射線医療はどんどん進化しているのは、詳しく先生から説明していただいてきたので、実感もできました。だからこそ、病院による違いももしかしたら大きいかもしれません。

    すずらんさんが、納得のいく治療を受けられますよう、お祈り申し上げます。

    すずらん  5yearsプロフィールへ
    2019-11-22 13:06:59

    わさきち 様

    再びのご経験談をありがとうございます。
    わさきちさんの為に専門の先生方が尽くされた様子と放射線治療の技術が進歩しつつあるのが伝わってきました。

    私の知人は手術適用外であった為、放射線治療と補助的な抗がん剤治療のみでしたが「放射線治療は手術と同等の治療効果が期待される」と医師から説明を受けたそうです。

    「とても大きな外科的手術を受けたのと同等には、体にダメージがあったはず」

    という文面から、わさきちさんの意図とする内容は違いますが、通じるものを感じました。

    放射線治療が4回目を終え、まだ感じる副作用はありませんが、皮膚と下痢症状が出たらすぐに対処できるようにしたいと思っております。

    のんちゃん  5yearsプロフィールへ
    2019-11-24 22:28:12

    初めまして( * ॑꒳ ॑* )
    のんちゃんと申します。

    私は、妊娠8ヶ月の時に子宮頸がん1b2期の診断をされ、帝王切開後、広汎子宮全摘手術、リンパ郭清を行い、その後抗がん剤、放射線治療を受けましたが、退院後1年たたずで右下肢リンパ浮腫を発症しました。
    私の場合は、退院後の子育てもあり、自分のケアどころではなかった為、特にマッサージなどはしていませんでした。
    放射線治療を受ける時にも、医師からリンパ浮腫発症の可能性についての説明もなかった為、発症した時はテレビやネットで見たイメージで絶望したのを覚えています。
    今は発症して6年になりますが、昨年LVA手術を受けることが出来た為、一時期よりはだいぶよくなりました。
    完治はないとのことなので、医療用ストッキングなどは一生履かなければいけません。
    ただ、履かなくてもそこまで悪くはならないので、今は履いたり履かなかったりしています。
    もちろん、両下肢の太さが違う、ヒールが履けない、ちょっと痛む、、、などはありますが、QOLにそこまで支障をきたしている意識はありません。
    少なくともテレビで見たイメージほど悪くはないと思っています。
    今も半年に1回ほどリンパ浮腫外来に行ってサポートして頂いてますし、もう一生付き合っていくものだと思い、今は穏やかに受け入れています。

    すずらん  5yearsプロフィールへ
    2019-12-01 23:18:06

    のんちゃん 様

    初めまして、すずらんです。
    この度はご経験談をありがとうございます。
    気付くのが遅れてしまい、ごめんなさい。

    妊娠中に子宮頸がんが発覚されたとのこと。
    その後の治療は生まれたばかりのお子さんを抱えながら怒濤のような日々だったのではないかとご推察申し上げます。

    自己判断では難しいと感じるのですが、リンパ浮腫外来がすぐ受診でき、LVA手術が受けられる環境にあるのは良いですよね。

    リンパ浮腫を発症させない為には、日々の自分の身体の観察が大切なのかなぁ、と思いました。スキンケアがてら少しマッサージや適度に運動を取り入れて、異変を進行させないように気を付けたいです。

    【所感】

    13年前、私もリンパ節郭清手術を受けました。
    オペ後、お腹に取り付けられたドレーンパックにリンパ液が溜まるのをみて「これから浮腫むのかなあ」と気になりました。私の場合、結局、浮腫みはなく問題なかったですが、事前にリスク説明を聞くと不安になる患者さんはいると思います。

    今回も「みんなの広場」に寄せられた体験者情報に感謝いたします。
    ご質問者からの「必要以上に怖がることないですね」というコメントが印象的でした。

    この記事の著者

    (5yearsプロフィール)

    日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
    2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
    現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
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