悪性縦隔腫瘍(胚細胞腫)、転移性脳腫瘍、放射線治療後の脳浮腫の治療にかかったお金と保険などでカバーされた金額に関する記事です。
基本情報
名前: 金内大輔さん >>5yearsプロフィール
年代: 40代、男性
病名: 悪性縦隔腫瘍(胚細胞腫)、転移性脳腫瘍、放射線治療後の脳浮腫
病理: 不明
進行: ステージ4、その後脳転移
発症: 1992年9月
発生時年齢: 19歳
受けた治療: ①抗がん剤治療(ブレオマイシン、エトポンド、シスプラチンの3剤併用(BEP))6クール/②外科手術 縦隔腫瘍に関するもの2回/③放射線治療(ガンマナイフ)2回/④脳浮腫に関わっての脳外科手術(大きなもの2回、小さなもの3回)
期間: 1992年9月~2014年3月(23年)
合併症: 脳浮腫、右片麻痺、
職業: 事務職員
生命保険: 学校生協(大学時代)
がん治療にかかった費用と保険、手当、助成金等でカバーされた金額
治療費(厳密には算出できませんが、わかる範囲での目安として)
- 1992年9月~1993年5月:治療費計:2,020,000円
- 基本的には、父親の社会保険被扶養者としての高額療養費制度利用のため、毎月約80,000円が上限となるため、80,000円×9か月=720,000円(3か月もしくは6か月経過後からはさらに負担額が軽減されるはずですが、定かではないのでそのままで算出)
- ガンマナイフは当時保険が効かないため、全額自己負担の1,300,000円
- 1996年3月:治療費計:80,000円
2度目のガンマナイフの時は保険適用のため、高額療養費制度利用で80,000円
- 1997年6月~2002年12月の間に、基本的に1か月間の入院を度々しました。治療費計:400,000円
入院回数が定かではないのですが、少なくとも5回×80,000円=400,000円
- 2006年2月:治療費計:25,000円
この時以降共済組合保険となり、高額療養費制度と一部負担金払戻金制度があり、実質負担額は月額25,000円
上記の総計で2,550,000円、他に毎食の食事代やパジャマ代もかかりますが算出していません。
保険給付金等
2,160,000円
1997年6月、解雇後に社会保険の傷病手当金(受給限度1年6か月間)を受給していたはずです。給与月額×約6割×1年6か月間
加入されていた生命保険会社と保険内容
幸い、1992年の大学入学時に、学校生協(入学時に同時加入していたもの)の保険に加入していたため、給付金を限度期間いっぱいまで受給できました。
日額5,000円×30日×6か月=900,000円(保険会社等不明)
助成金・補助金等
0円
この記事の著者
大久保 淳一(5yearsプロフィール)
日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
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