乳がんのがん治療にかかった費用と保険等でカバーされた金額の記事です。
基本情報
名前: 阿部久美子さん >>5yearsプロフィール
年代: 40代、女性
病名: 右乳房上内側部乳癌
病理: ホルモン受容体・陽性、HER2・陰性タイプ(ルミナルA)
進行: 病理診断時ステージ1(しこり1.5㎝)、切除術ステージ2(しこり2.2㎝)
発症: 2015.11触診~2016.1病理確定~2016.4摘出
発生時年齢:42歳
受けた治療:ホルモン療法(リュープリン注射、タモキシフェン服用)
期間: 2015.11触診発見~2016.1病理診断確定~2016.4乳がん摘出術~2017.1乳房再建術
合併症:無し
職業: 金融業(ファイナンシャル・プランナー)
生命保険:神奈川県民共済、ひまわり生命、あんしん生命、富士生命
がん治療にかかった費用と保険、手当、助成金等でカバーされた金額
治療費
標準治療は健康保険3割の金額です。高額療養費制度を前提として記載。
- 標準治療までにかかった免疫治療費:約30万円(1カ月半)プラス交通費
- 乳がん摘出術2016.3.31~2016.4.11:14,890円+45,380円=60,270円
※治療費負担額(高額療養費制度により月の上限額35,400円)、差額ベッドなし。食事標準負担額は住民税非課税世帯。 - リュープリン注射1回/3ヵ月:20,350円、薬代金4,000円~漢方薬はタモキシフェンよりも高額で一度の3ヵ月の処方で1万円を超える事がありました。
- 乳房再建術2017.1.4~2017.1.26:430,250円
※治療費負担額(高額療養費制度制度により月の上限額35,400円)、差額ベッド個室代金23日分、食事標準負担額23日分13,230円、手術輸血料259,467円、麻酔料118,833円、他諸々…
保険給付金等:3,230,000円
乳がん病理診断確定給付金額は富士生命より2,000,000円
乳がん摘出術時(県民共済196,000円+あんしん生命110,000円+ひまわり生命260,000円=合計2,566,000
乳房再建術23日分:430,250円
手術輸血量259,467円+麻酔料118,833円+入院料は185,583円
乳房再建術:664,000円
県民共済284,000円+あんしん生命165,000円+ひまわり生命215,000円=合計664,000
加入されていた生命保険会社と保険内容
富士生命保険がんベストゴールド
ガン保険病理確定後200万円下りる商品。主契約は100万円(2年に1回ガンで入院or通院時支給)+特約(初回診断給付金100万円),ガン確定後保険料払込免除あり
ひまわり生命:医療保険(終身保障)
1日入院5,000円×日数分,手術は5,000円×10倍~20倍~40倍
あんしん生命:医療保険(70歳保険料全額還付型)
1日入院5,000円×日数分,手術は5,000円×10倍
神奈川県民共済:女性いきいき医療保険(60歳以降保障ダウン)
1日入院4,000円×日数分+女性疾病1日入院8,000円×日数分+手術給付金(女性疾病倍額)
助成金・補助金等
高額療養費制度を利用,当時住民税非課税世帯により1カ月最大35,400円上限額
この記事の著者
大久保 淳一(5yearsプロフィール)
日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、本サイト(ミリオンズライフ)の編集人。
2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営。2016年より本サイトを運営。
現在はNPO法人5years理事長としてがん患者、がん患者家族支援の活動の他、執筆、講演業、複数企業での非常勤顧問・監査役、出身である長野県茅野市の「縄文ふるさと大使」として活動中。
>>新聞、雑誌、TV等での掲載についてはパブリシティを参照ください。
>>NPO法人5yearsの組織概要はこちら
-Sponsored-