5years クリスマスオフ会 報告

12月10日に行われた「5years クリスマスオフ会」のご報告です。


「みなさんが1日1日を生きていること、
 そして、元気にここへ来られたことが素晴らしいこと。
 今日は、この1年を振り返って、そのお祝いをしましょう!」

 5years代表の大久保淳一さんはそう言って、2017年12月10日(日)に東京・田町で開かれた「5yeasrオフ会【クリスマス2017】」の冒頭で、会場いっぱいに集まった参加者たちに語りかけました。


今年8月に続く2度目の開催となった今回のオフ会には、東北、関西や九州といった日本各地からの参加者に加え、海外在住の方も来場。
また、家族の参加も増え、前回を大きく上回る計111名が参加し、終始賑やかで笑顔にあふれたクリスマス会となりました。

「前回も参加させてもらいましたが、とても楽しかったのでまた来ました。病気の種類ごとに細かい患者会はよくありますが、5yearsのように幅広い集まりはあまりなく、いろいろな話ができるのが魅力的なんです」(ハギさん)

というように、前回に引き続いての参加者も多数来場。

それもあってか、前回のような開会前の緊張した雰囲気も和らぎ、開場直後には会場のあちこちで再会を喜ぶ歓声が聞こえ、あちこちのテーブルで会話の弾む様子が見受けられました。


大久保さんの挨拶に続いて、参加者を代表してbig mountainさんが

「みんな今日まで生き抜いてきたことを褒め合いましょう」

と乾杯の発声をした時には、少し遠慮がちで「元気にもう一回!」とダメ出しされてしまったものの、2度目にはパワフルな声で乾杯。


その後、今回のオフ会参加者でもあるミュージシャン、スズキさんとAyamiさんのお二人によるユニット「サバイバーズ」がステージに登場。

参加者のお近づきの印の「Close to you」を歌でプレゼントすると、会場全体がその歌声に魅了されました。


そしてクリスマス会は、イベントのメインとも言うべき参加者一人一人の自己紹介タイムへ。

いろいろなことを聞きたい、話したい、仲間・友達を作りたいという思いはすべての参加者にとって共通なだけに、持ち時間30秒でその思いの丈を語り尽くすのは至難の業。

それでも、それぞれに病気のことや仕事のこと、ペットや趣味のことなどを話しながら、和気藹々と親睦を深めていきました。

その明るく、楽しげな様子には、今回初めて参加された方たちから

「体験談を聞きたい、元気をもらいたいと思って来ましたが、皆さんホントにパワフルですね」(ドロンパパさん)、

「病気の方々の会とは思えないくらい元気な方が多くて、日本に帰ってくるのが楽しみになります」(野良キリンさん)

と言った声も聞かれたほどでした。

また、初参加者の中には発病から1年を経過していない方も数多く見受けられ、5years、そしてこのオフ会の存在がそうした方々を勇気づける大きな力となっていることが見て取れました。

今回はクリスマス会ということもあり、自己紹介の前にはサプライズ・プレゼントとして、サンタクロースから特製のクリスタルが一人一人に贈られました。

それも、経過年数に応じて、1年未満、1年、2年、3年、4年、5年、10年、とそれぞれの年数が刻まれた、思いの詰まったプレゼント。

まだ1年も経過していない方からすでに10年以上経過した方々まで、クリスタルが手渡されると共にその年数が告げられるたび、会場からは祝福と応援の拍手が沸き起こりました。


最後には、「サバイバーズ」が再登場して会場全体で「時代」を熱唱したのち、

参加者を代表して多田さんが

「5yearsの皆さんとのつながりが強い力になります。来年もこの場所で元気で会いましょう」

と挨拶。

引き続き大久保さんからは、「来年は関西でも(オフ会を)やってみたいと考えています。そして、クリスタルは30年まで用意していきますから、みんな毎年参加してコレクションしてくださいね」と早速、来年以降の抱負も飛び出しました。

「一度参加してみると、感じ方や自分自身の動き方も変わってくるはず。まずは参加してみてほしいですね」(ハギさん)、

「(オフ会は)生きる励みになります。もっと多くの人に分かっていただけるように自分のできることを考えていきたい」(メルさん)、

「初めて参加してみて、すごいエネルギーをもらいました。ネットを使っていないような方とか、もっと広く届けられるように自分も考えていきたい」(Ayamiさん)

といった言葉が参加者自身からも聞かれたように、5yearsに参加している人たちのとても大きな力に、そして楽しみになり始めていることは会場の様子を見ていれば一目瞭然。

来年以降もますます参加者の輪を広げ、多くのがん患者たちの力となっていくはずです。

今年参加できなかった人はまず一度、会場に足を運んでその雰囲気、参加者たちのパワーを感じてとってみてはいかがでしょうか。

編集者・石山修二

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